学会閑話

dun (2005年9月20日 00:11)|コメント(0)| トラックバック(0)

 連休中、とある学会に参加してきた。

 初日。午前中にポスター発表を済ませ、残った時間は北海道に飛んできた友だちと近況報告やら情報交換やらにあてる。

 夕方からは街にくりだし飲み会。子どものことがあるので、昔日のごとく午前様とはいかない。

 二日目。昼から会務総会に出席。ここには書けないことが起き、あまりの怒りに途中で席を立つ。このときあることを決意。

 この日は飲み会はなし。夜中まで子どもをあやす。

 三日目。午前中のポスターになんとか間に合う。帰りがけに人と会う用事を済ませ、北大に戻る。

 今回、共同研究をしているMさんが学会に来られたので、これを機に今後の打ち合わせをする。

 夕方、飲み会。休日のためよいお店は軒並みシャッターを閉めていた。なんともめでたいことに、Mさんの奥さんに子どもができた。3人で話をすると、これまでは研究の話が主だったのだが、それに子どもの話が加わった。

 帰りがけ、ミスタードーナツを買って帰る。

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中傷ビラ

dun (2005年9月11日 00:10)|コメント(0)| トラックバック(0)

 生まれて初めて、中傷ビラというのを見た。このたびの選挙に向けてのものなのだろう。気がついたら、自宅の新聞受けに入っていたのである。向かいの部屋にも入れられていた。うちは団地なのだが、おそらく、全戸に入れられていたものと思われる。

 B4サイズの紙に、新聞や週刊誌からの切り抜きがコラージュしてあり、大事なところ(?)には蛍光ペンの塗りつぶし、切り抜きの合間には作り手本人のものと思われる書き込みがなされていた。内容は書くに値しないものである。

 やってみると分かるが、B4サイズの紙に切り抜きをペタペタと貼って埋めるのは大変な作業だ。切り貼り作業の前に、関連のある記事を集めるという作業もある。しかもそれを、少なくとも団地の全戸分コピーしなければならない。

 もしもこの作業を1人でやるとしたら、相当のモチベーションや金銭的、時間的余裕が必要だろう。組織的に行うとしたら、作業をする同志や場所が必要だろう。よく知らないが、おそらく選挙法違反なのだろうから、逮捕される覚悟も必要だろう。

 ビラを作るのに、相当の意志や金や時間をかけた人(たち)がいるのだと思うと、なんだか可笑しい。

 珍しいのでしげしげとながめ、おもむろにゴミ箱に捨てた。

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FW2 8-11

dun (2005年9月10日 00:09)|コメント(0)| トラックバック(0)

     What chance cuddleys, what cashels aired and ventilated! What bidimetoloves sinduced by what tegotetabsolvers! What true feeling for their's hayair with what strawing voice of false jiccup!

 なんとまあいと死こい死く、なんとまあ空気入れ替え楼閣よ!汝を赦すカトリック司祭に罪たぶらかされる私を愛してプロテスタント!逆吃の藁声話す干し草毛はなんと本物くさいこと!

 chance cuddleys: chance-medley(過失致死)
 cuddleys: cuddly(抱きしめたくなるような)、cudgels(棍棒*2

 cashels aired: 成句"castles in the air"(空中楼閣)
 cashels: Cashelキャシェル。アイルランド、ティペラリ州にある街。岩山に建つ教会跡で知られる。かつてはマンスター王の居城であった。

 bedimetoloves: Bid-me-to-loves、要は、妖婦のこと。語頭にbedも見える。
 17世紀イギリス詩人ロバート・ヘリックの詩"To Anthea, who may command him Anything"の冒頭"Bid me to live"。直後に、"thy Protestant to be"とある。

 sinduced: sin(罪) + seduce(たぶらかす)

 tegotetabsolvers: tête-à-tête absolvers、ラテン語成句"ego te absolvo"(我汝を赦す)。カトリックでは司祭が信者の罪を赦すことができる
 teg: (2歳の)羊。

 bedimetoloves ... tegotetabsolvers: プロテスタントとカトリックの対比。カトリック司祭と遊女が同居してもいる。

 hayair: hay(干し草)、hair(毛)
 strawing: straw(わら)

 jiccup: hiccup(しゃっくり)。
 Jacobも見える*1。とすると、true feeling ... hayair ... strawing voice false ...は、創世記第27章のエピソードを暗示する。ヤコブは毛深い兄エサウになりすますため、山羊の毛皮をまとい、兄の声色を用いて、ほんとうの兄である感じを出した。

 上記赤字はすべて10/1に追記したもの。


*1 McHugh, R. 1980/91 Annotations to Finnegans Wake. Johns Hopkins University Press.
*2 Campbell, J. & Robinson, H. M. 1944/2005 A skelton key to Finnegans Wake. New World Library.

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撮影会は定時に来い

dun (2005年9月10日 00:07)|コメント(0)| トラックバック(0)

 昨日から、実家の父母が孫の顔を見に来ている。ちょうどいいので、写真撮影と宮参りに行ってきた。

 写真館には、予約を入れた11時に到着。ところが道中アマネはすっかり寝てしまっていた。覚醒した姿を撮りたいので、むりやりにでも起こす。当然ぐずる。しまいにはおっぱいをほしがる。

 というわけで到着後1時間は撮影にならんのでした。やっとのことで撮れた写真も、なんだか顔がぶちゃくれている。

 寝てていいときには起きているのにねえ。うまくいかんもんです。

050910.jpg

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FW2 6-8

dun (2005年9月 8日 00:06)|コメント(0)| トラックバック(0)

     Assiegates and boomeringstroms. Sod's brood, be me fear! Sanglorians, save! Arms apeal with larms, appalling. Killykillkilly: a toll, a toll.

 槍門徒にブーメ嵐。血にみちた同胞よ、おっそろし!血にみちた栄光よ、守らんことを!武器は涙でりんごん訴え、ひどいもの。殺ッ殺殺ッ。ゴーン、ゴーン。

 戦いはいまだ続いているが、戦死者も出ているもよう。弔鐘があちこちで鳴り響いている。

 assiegates: assegai(槍で刺す)、gate(門)
  aze gaye(槍の一種)*1

 boomeringstroms: boomerang(ブーメラン) + ring + storm + maelstroms(大混乱)

 Sod's brood: God's blood!(神かけて!)
 sod: 芝生、土(under the sod = 墓の中に)。Old Sodで「母国」*2。(10/1追記)
 brood: 同胞

 Sanglorians: sang(フランス語で「血」)、sanglot(フランス語で「すすり泣き」)*2(10/1追記)、gloria(栄光)、sangria(サングリエ)?

 apeal: appeal - p = a peal(鐘の響き)

 larms: Lärm(ドイツ語で「騒音」)、larme(フランス語で「涙」)

 apalling: 血の気を引かせるような

 a toll: toll(犠牲者、弔鐘の音)、"at all"


*1 McHugh, R. 1980/91 Annotations to Finnegans Wake. Johns Hopkins University Press.
*2 Campbell, J. & Robinson, H. M. 1944/2005 A skelton key to Finnegans Wake. New World Library.

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マーネと愉快な仲間たち その2

dun (2005年9月 6日 00:05)|コメント(0)| トラックバック(0)

 やあ、ぼく、マーネ。尾張生まれのクマぐるみ。ぼくに弟分ができてから、もう2週間たったよ。

 弟分、アマネって言うんだけど、だいぶ大きくなっちゃったよ。一日中おっぱいをいっぱい飲んでるからだろうなあ。ぼくは何も食べなくていい体だけど、こいつはどうも、飲んだものをおしりから出してるから、おなかがすくんだな。ぼくみたいに、中にずっとためておけばいいのに。まあね、ゴーリテキじゃないね。

 最近じゃあ、ほっぺたとか、あごとか、おでことかに、たくさんポツポツができてきたよ。おっぱい飲み過ぎだよ。

 あとね、泣き声がしっかりしてきた気がするね。家に来た頃は、「ふにゃあああ」という声だったんだけど、おなかがすくと「ふぎゃあああああ」って、腹を使って泣くようになった。それに、目を覚ましていて機嫌の良いときには、「あ、あ、あ」なんて、声を出し始めてるし。

050906.jpg

 まだ、どこを見ているのかよく分からないけど。目の前にぼくがいても、天井とか、お外の方とか見てるみたい。

 まあね、ぼくはアニキだから、おそれおおくて正視できないってとこかな。ふふふ。

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FW2 3-6

dun (2005年9月 4日 00:03)|コメント(0)| トラックバック(0)

     Where the Baddelaries partisans are still out to mathmaster Malachus Micgranes and the Verdons catapelting the camibalistics out of the Whoyteboyce of Hoodie Head.

 剣士と槍士はマラカス火弾をうちまかさんとなおも外に、ヴェルダンは頭巾頂の白声党から放たれる人食い弾を弩で攻める。

 この節にはやたらと武器の名が見える。どうやら前節から戦争が始まっているようだ。とすると、前節の蛙の声(Brékkek)は鬨の声でもあるだろう。
 戦っているのは誰か?前節では東ゴート族と西ゴート族の戦いだったが、本節では、どうやらカール大帝らしい。彼は現在の西欧諸国家の基礎を作った人物。

 Baddelaries: badelaire(このような名の「反り刀」があった)、battle + Aries(牡羊座。占星術では、牡羊座の支配星火星であるが、火星は戦いの神マルスの象徴でもある)
 シャルル・ボードレールCharles Baudelaire?

 partisans: partisan(ゲリラ隊員。このような名の「」があった)、artist?

 mathmaster Malachus: "Master McGrath"
 mathmaster: math + master(算数教師)
 Malachus: malchus(このような名のがあった)
 このあたり、m...m...M...Mとmの頭韻がある。
 math: アングロサクソンの言葉で、「なぎ倒す」(mow or cut down)。サンスクリットで「滅ぼす」。ヒンドゥスタニー語で「あばら屋、修道院*2。(10/1追記)

 Malachus Micgranes: ここには何人かの人名が見える。
 カール大帝のラテン語名Carolus Magnus
 Malachi Mulligan("Ulysses"の登場人物、マラカイ・マリガン)

 Micgranes: migraine(火焔瓶fire grenade*1

 Verdons: ヴァーノン家Vernon Family、クロンターフ城を代々所有してきた。
 ヴェルダンVerdun、フランス北東部の都市。ここは歴史的に重要な出来事が起きたことで知られる。
 843年 ヴェルダン条約締結(カール大帝の領土を、彼の3人の孫が3つに分割して相続することを決めた条約。これが現在のフランス、ドイツ、イタリアの国境の基礎となる)
 1916年 ヴェルダンの戦い(第一次大戦中、フランスとドイツのあいだで起きた激戦)

 catapelting: catapult(弩(いしゆみ)) + pelting(たたきつける、取るに足らない)

 camibalistics: cannibalistic(人食いの) + ballistics(弾道学)

 Whoyteboyce: Whiteboys(白衣党)。18世紀アイルランドで活動した反乱軍。

 Hoodie Head: Howth Head*1? Holy Headでは。

 Hoodie: Hooded crow(ハシボソガラス


*1 McHugh, R. 1980/91 Annotations to Finnegans Wake. Johns Hopkins University Press.
*2 Campbell, J. & Robinson, H. M. 1944/2005 A skelton key to Finnegans Wake. New World Library.

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義母帰る

dun (2005年9月 3日 00:02)|コメント(0)| トラックバック(0)

 子どもと妻と両方の顔色をうかがいながら生きている今日この頃。

 先日、生活のいろいろを手伝いに来てくださっていた義母、つまり妻の母親が、家に戻っていった。17日という短くもないあいだ、慣れない家で料理や洗濯や買い物をしてくださっていたのだ。

 なにしろ2人の子どもを育てあげた人のことだから、ぼくらがそこから学ぶこと多し。まず、赤ん坊の抱き方が違う。ぼくが抱き上げるとギャアと泣くものが、向こうが抱けばピタリと止まる。ただ抱くだけでなく、空いた手で赤ん坊の体をポンポンとたたいたり、家事をこなしたりする。

 横だっこが気持ちいいときもあれば、縦だっこ(げっぷをさせるときの姿勢)がいいときもある。アマネは縦だっこがお気に入り。体全体をぼくの胸に、ほっぺたをぼくの肩に乗せる感じ。ときおり、首を起こして辺りを見渡そうとする。横だっこがだめでも、この姿勢ならたいていの場合泣きやむ。ということを、義母のあやしている姿から知った。要は、赤ん坊に心地よい姿勢で抱けるかどうか、なのだろうな。

 ともかくも、義母にはお世話になりました。感謝。

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FW2 1-3

dun (2005年9月 1日 00:01)|コメント(0)| トラックバック(0)

     What clashes here of wills gen wonts, oystrygods gaggin fishygods! Brékkek Kékkek Kékkek Kékkek! Kóax Kóax Kóax! Ualu Ualu Ualu! Quáouauh!

 意と非意が、貝ゴードと魚ゴードが、ここでどんなにぶつかってるか!グエケケ、ケッケケ、ケロケケ、ケケッケ!クエッ、クエッ、クエッ!ウアル、ウアル、ウアル!クアオアア!

 gen: 情報。gegen(ドイツ語で「~対~(against)」)。

 wonts: 習慣。won't = will not。

 will gen wonts: will against will not?

 oystrygods: oyster + gods(牡蠣の神々)、Ostrogoth(東ゴート族

 gagin: gagging(吐き気でげっとなる)、gegen

 fishygods: fishy + gods(魚くさい神々)、Visigoth(西ゴート族)

 oystrygods gaggin fishygods: 東ゴート族と西ゴート族が対峙した大きな戦いと言えば、西暦451年に起きたカタラウヌムの戦いである*1

 Brékkek ... Kóax!: アリストファネスの喜劇『』に登場する、冥界にいるカエルのコーラス。Brekekekex Koax Koaxと鳴く。

 Ualu ... Quáouauh!: ウェールズ語の、追悼の泣き声*2。(10/1追記)


*1 McHugh, R. 1980/91 Annotations to Finnegans Wake. Johns Hopkins University Press.
*2 Campbell, J. & Robinson, H. M. 1944/2005 A skelton key to Finnegans Wake. New World Library.

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