投稿者「dunloe」のアーカイブ

“Mind, culture and activity: Seminal papers from the Laboratory of Comparative Human Cognition”を読む会のお知らせ

こんにちは,北海道大学の伊藤です。

唐突ですが,上記の本を読む会を私的に開催します。つきましては,参加者を募集します。

経緯をお話ししますと,大学院の演習として開講予定だったものが,まさかの履修希望者ゼロという憂き目にあったため,せっかくならとオープンにオンラインで実施しようと考えた次第です。

有名な本なので説明は不要かと思いますが,要は,マイケル・コールたちによって初期にはアメリカ東海岸で,後期には西海岸で立ち上げられ活動していたLaboratory of Comparative Human Cognitionが出していたニューズレターに掲載された論文の中から,コールやエンゲストロームたちが選んでまとめたものです。ニューズレターのバックナンバーは無料で読むことができます。
https://lchc.ucsd.edu/Histarch/newsletters.html

私自身,ぼんやりとこの世界に入ってきたもので,文化歴史的アプローチの文化歴史的な文脈をぼんやりとしか把握しておらず,しっかりと理解しておきたいと思い,本書を読むことにしました。「なぜいまさら?」と訝しむ方もいらっしゃるでしょうが,温故知新という言葉もあります。なにか発見があるかもしれません。

実施方法は,1回につき1本のターゲット論文を決めて,レポーターに報告してもらったあと,議論する形式を取ります。どの論文を読むかはご参加いただいた方が自由に選べることとします。なお,本書の内容や目次などはこちらをご参照ください。
https://www.cambridge.org/jp/universitypress/subjects/psychology/cognition/mind-culture-and-activity-seminal-papers-laboratory-comparative-human-cognition?format=PB&isbn=9780521558235#contents

開催日は10月から毎週木曜,18時15分開始でおそくとも20時には終われるようにします。初回は10月2日です。この日は私がレポートします。

参加費は無料,ただし最低でも1回はレポーターになっていただくことを条件にします。ご興味のある方は伊藤(tito [at] edu.hokudai.ac.jp)まで。参加表明締め切りは10月1日とします。

どうぞよろしくお願いいたします。

オンラインシンポジウム「いまヴィゴツキーをなぜ読むのか」最終案内(終了しました)

ヴィゴツキーの心理学理論や発達理論は今から90年ほど前に構想されたものでありながら、現在でもなお輝きを失わずに注目を集め続けています。では、現代の日本社会においてヴィゴツキー理論を読み、理解することにはどのような意義があるのでしょうか。

このことについて、彼の理論を精読し、翻訳を世に問い続けている3人の研究者から提供いただく話題を通して考えるオンラインシンポジウムを企画いたしました。多くの方のご参加をお待ちしております。

登壇者(敬称略)
佐藤公治 「ヴィゴツキーの三つの「時間」(系統発生・文化=歴史的変化・個体発生)を考える―「重層的発達論」あるいは「人間心理の歴史性」―」
ここでは、ヴィゴツキーの発達についての三つの時間、系統発生・文化=歴史的変化・個体発生に注目します。それはロシアの比較心理学で論じられていたヴァグネルらの比較心理学・動物心理学からの発達研究に源流があります。ヴィゴツキーとルリヤは人間精神と発達の問題として『人間行動の発達過程-猿・原始人・子ども-』(神谷・伊藤訳の『猿・自然人・子ども-労働と言語の歴史主義心理学』)と『認識の史的発達』で議論しています。特に後者では人間の精神活動とその発達を具体のレベルで論じたものですが、そこでは「具体の中の歴史」と「歴史の中での具体」があります。人間精神を具体のレベルとその歴史性について考えてみます(当日はPPTを使って補足します)。

伊藤美和子「ヴィゴツキー心理学の胎動期― 苦悩の克服と方法―」
10代から20代初めのヴィゴツキーにとってユダヤ人問題は死活問題であり、彼はユダヤ人に降りかかる厄災の意味を真摯に探求していた。「自由」と「悲劇」をキーワードに、1910年代に書かれた私的なメモ書き及びドストエフスキー論を中心に、ユダヤ人問題がヴィゴツキーの心理学研究とその後の展開にどのような影響を与えたのかを読み解く。

神谷栄司 「ヴィゴツキー(1896-1934)をどのように読む(研究する)のか―1 縦への連関と横への連関、2「知と情」の統一的把握、3 使用言語、そして、わたし自身の反省―」
「人格発達の壮麗な絵画:自由への道。マルクス主義心理学のなかにスピノザ主義を甦らせること」(1932年頃のヴィゴツキーのメモ書き)。これらの句の前には“知覚と感情”、“概念と感情”、“自閉的思考と感情の統合失調症的崩壊”などと書かれている。ここで述べられているマルクス主義心理学はヴィゴツキーのどの著作が典型であるのか、スピノザ主義を甦らせるとはどういう意味なのか、人格発達が自由への道であるとは何を意味するのか。これらを念頭におきながら、テーマについて話してみたい。

指定討論 加藤弘通

開催日時 2024年12月21日(土)13時~17時

開催方式 オンライン

参加費 無料

参加希望の方は下のURLよりフォームにてお申し込み下さい。
zoomに接続するリンクをメールにて追ってお送りします。
なお、本シンポジウムは後日の配信はいたしませんのであしからずご了承ください。
申し込み締め切り:2024年12月18日(水)
https://forms.gle/aJhDYP7vtKj5DD2t8

主催 日本発達心理学会北海道地区懇話会

オンラインシンポジウム「いまヴィゴツキーをなぜ読むのか」のお知らせ

ヴィゴツキーの心理学理論や発達理論は今から90年ほど前に構想されたものでありながら,現在でもなお輝きを失わずに注目を集め続けています。では,現代の日本社会においてヴィゴツキー理論を読み,理解することにはどのような意義があるのでしょうか。

このことについて,彼の理論を精読し,翻訳を世に問い続けている3人の研究者から提供いただく話題を通して考えるオンラインシンポジウムを企画いたしました。多くの方のご参加をお待ちしております。

●登壇者(敬称略)
話題提供
佐藤公治 「ヴィゴツキーの三つの「時間」(系統発生・文化=歴史的変化・個体発生)を考える―「重層的発達論」あるいは「人間心理の歴史性」―」

伊藤美和子「ヴィゴツキー心理学の胎動期― 苦悩の克服と方法―」

神谷栄司 「ヴィゴツキー(1896-1934)をどのように読む(研究する)のか―①縦への連関と横への連関、②「知と情」の統一的把握、③使用言語、そして、わたし自身の反省―」

指定討論 加藤弘通

●開催日時 2024年12月21日(土)13時~17時

●開催方式 オンライン

●参加希望の方は下のURLよりフォームにてお申し込み下さい。
zoomに接続するリンクをメールにて追ってお送りします。
なお,本シンポジウムは後日の配信はいたしませんのであしからずご了承ください。
申し込み締め切り:2024年12月18日(水)
https://forms.gle/aJhDYP7vtKj5DD2t8

●主催 日本発達心理学会北海道地区懇話会

出版記念オンライントークライブ『新しい言語心理学の新しさ』開催のお知らせ(終了しました)

2024年10月に刊行された『新しい言語心理学』(茂呂・伊藤・新原編,ひつじ書房)は,既存の言語心理学において前提とされている考え方に疑義を投げかけ,それに代わる新しい視点のもとで書かれました。それは,「ことばとは実践である」という視点です。

ウィトゲンシュタインやヴィゴツキーの理論を背景として提示されたこの視点が,既存の言語心理学をどのように刷新しようとしているのでしょうか。

このオンライントークライブでは,編者と執筆者からこの新しい視点の意義と執筆過程についてお話しします。さらに,ゲストからはこの視点で書かれた本書が臨床実践において果たすであろう役割についてコメントしていただきます。

本書がどのように書かれたのか裏話が聞ける機会です。多くの方のご参加をお待ちしています。

スピーカー
茂呂雄二(東京成徳大学,編者)
仲嶺 真(国際経済労働研究所/荒川出版会,執筆者)

コメンテーター
松嶋秀明(滋賀県立大学)

司会 伊藤崇(北海道大学)

日時 2024年10月27日(日) 15時~17時

開催形式 オンライン zoomによるリアルタイム配信 14時45分よりオープン

参加費 無料

参加申込方法 下記のURLからアクセスし,申し込みフォームよりお申し込み下さい。
締め切り:10月23日(水)
https://forms.gle/9d3hcApesYd8z9HJ6

研究会「「家庭」をフィールドとして研究するということ」開催のお知らせ(終了しました)

標記の研究会についてご案内いたします。

1. 企画趣旨
 近年、家庭での家族の生活を観察し、その実態について具体的に明らかにする研究が増えつつある(例えば、是永・富田(編), 2021; Korenaga et al., 2021; Ochs & Kremer-Sadlik, 2013)。また、そのための方法を検討した研究も現れ始めている(金南ら, 2021; Lareau & Rao, 2020)。こうした潮流は今後も続くだろう。
 家庭はプライベートな空間であることから、そこに研究者が入り込み、観察することが避けられてきたのは事実であろう。しかし、研究の目的によっては家庭内の観察を実施することが不可欠な場合もある。それはどのような目的か。また、家庭内に参与する際の具体的な方法とは何か。
 本企画は家庭というフィールドの観察を行った研究者から話を聞く。それを通して、これまで極めて重要でありながら顧みられることがなかった家庭というフィールドへのアプローチの仕方が明らかになることが期待される。さらに、そこでの観察を通して明らかになった重要な発見についても議論される。
 さらに、調査に協力した家族にもご登壇いただく。研究者が企画した研究に協力者として参加するということはどのような経験なのか。研究者からの一方的な見え方だけでなく、協力者からの研究者の見え方も同時に示すことにより、共同的な知の構築が期待される。

2. 話題提供(五十音順,敬称略)
鵜川貴子(公立中学校)
鵜川 護(香川大学教育学部附属高松小学校)
是永 論(立教大学)
志田未来(日本女子大学)
富田晃夫(株式会社ミサワホーム総合研究所)
伊藤 崇(北海道大学)
なお、志田未来氏のご報告は事前に撮影された動画で行われます。

3. 開催日時
 2022年10月9日(日) 13時~17時

4. 会場
 北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 W410 (北海道札幌市北区北10条西7丁目)
 アクセスはこちら

5. 参加方法
 参加を希望される方は、必ず申込フォームよりお申し込みください。お申し込みをされた方に、詳細についてご案内いたします。
 本研究会は、話題提供者が提示するデータの性質上、オンラインでの公開は予定しておりませんので、あしからずご了承ください。新型コロナウィルス感染防止のため、参加人数に上限を設ける場合があります。お早めのお申し込みをお願いいたします。

6. 報告概要(発表順)
「幼児・児童の家庭内での電子デバイス使用実態調査:経過報告と調査協力者との対話」
伊藤 崇(北海道大学大学院教育学研究院)
 幼児や児童によるパソコンやスマホ、ゲームなど電子デバイスの使用状況については、多くの調査では保護者に対する聞き取りや質問紙を通して検討されてきた。それに対して本調査では、幼児や児童のいる家庭にビデオカメラを渡し、撮影してもらった映像から使用実態を明らかにすることを目的としている。本報告では現時点で明らかになったことを示す。

鵜川貴子(公立中学校)・鵜川 護(香川大学教育学部附属高松小学校)
 本研究の調査協力を通して、次のことをお伝えできればと思います。①調査研究協力への心構えと事後感想、②家庭(小学生)での電子デバイス使用の実態、③勤務校による小中学生の実態、④子どもの電子デバイス使用と保護者の監視の実態、⑤15年前からの子どもの言葉の変容、⑥香川県ネット・ゲーム依存症対策条例について等、肌感覚でのお話が中心になるかと思います。

「家庭をフィールドワークする――調査における紆余曲折――」(動画による報告)
志田未来(日本女子大学)
 報告前半では、共同研究として取り組んできた家庭におけるフィールドワークについて、どのように調査を行ったのか、その具体的な手続きや得られた知見について紹介する。後半では、個人研究に基づいて、「家庭の困難」にどうアクセスしようとしたのか等報告する。全体を通じて、方法論的手続きとして文書化しにくいような、調査中の困難、悩み、苦心したことなど紆余曲折した経験を織り交ぜながら報告させていただきたい。

「フィールドとしての家庭そして子ども:「当事者」への視点から」
是永 論(立教大学社会学部)
 本報告では、観察の対象となる行為の理解について、理論を前提とせずに「当事者」による活動(実践)そのものに視点をおくエスノメソドロジー(EM)の立場から、特定の(少数の)家庭で観察を行うことの意味について考える。このとき、行為の理解に関わる「規範」を観察上の焦点とするEMの特徴から、子どもをフィールドにした観察が、研究対象としての意味以外に、家庭の当事者自身にとっても意味を持つ可能性を、研究例を交えて示していきたい。

富田晃夫(株式会社ミサワホーム総合研究所)
 住まいをデザインするということは、対話の機会をデザインすることとある意味同じである。対話は様々な成長を促すが、対話には正解がない。家庭の中でどのような場面で、どんな対話が行われるかを知ることで、生活の意義や様々な空間デザインのヒントが得られると考え、自らデザインした空間で自らの家族の観察をすることにした。今回は、そこまでに至った経緯と、そこで生活行為を行い、客観的に観察することの意味を紹介したい。

7. お問い合わせ先
 伊藤 崇(北海道大学大学院教育学研究院) tito @ edu.hokudai.ac.jp

主催 北海道大学大学院教育学研究院言語発達論研究室
共催 日本発達心理学会北海道地区懇話会・北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター
 本研究会は、科学研究費補助金 挑戦的研究(萌芽)課題番号20K20796「子どもは電子マネーをどう理解するか:超スマート社会での幼児・児童の生活実態の解明」の支援を受けて開催されます。

Hasse “An anthropology of learning”読書会のお知らせ

2022.5.14追記 報告担当者が決まりました。

下記の本を読む会を企画しました。

Cathrine Hasse (2015) An anthropology of learning. Springer.

著者のカトリーヌ・ハッセはデンマークのオーフス大学教授。未来のテクノロジー,文化,学習プログラムのリーダーをつとめています。詳しくはこちら。紹介文によると,現在は新しいテクノロジーが普及した世界における人間の学習に関心をよせているとのこと。

学習の社会文化的側面に関心をもつ私たちにとっては重要な研究者であり,その著書は読んでおくべきかと思い,企画しました。

読書会は2回に分けて開催されます。現時点では「対面」での実施を予定しております。北は北海道,南は東京と全国を股にかけての開催となります。ただし,COVID-19の流行状況によっては全面オンラインになる可能性もあります。なお,オンラインでの参加を希望される場合は,それに対応することも可能です。

第1回
日時: 2022年8月24日 12:00-18:00 
場所: 北海道大学(札幌市)
取り上げる章: 1~5章

第2回
日時: 2022年9月7日 11:00-15:00
場所: 東京都内(詳細は未定)
取り上げる章: 6~8章

ご参加を希望される方はこちらのフォームにてお申し込みください。

目次

1 Introducing the Engaged Anthropologist(担当: 伊藤崇)
2 Culture as Contested Field (担当: 千田真緒)
3 Collective and Social Cultures (担当: 岡部大介)
4 Position Matters! (担当: 千田真緒)
5 Social Designation of Cultural Markers (担当: 森直久)
6 Learning from Culture Contrast (担当: 岡部大介)
7 Towards Nested Engagement (担当: 森直久)
8 Future Zones of Development (担当: 伊藤崇)

ネットラジオはじめます

研究会や勉強会などでたいへんお世話になっている岡部大介先生におつきあいいただき,ネットラジオをはじめてみることにしました。状況論という,心理学のなかでも割とニッチな部分に特化した内容なのでニーズがあるのかどうか分かりませんが,ゆるゆると続けていければと思っています。

■どんな配信なの?■

心理学や認知科学においてすでにその一角を成している,状況論(situated approach)という考え方が世に現れておよそ30年が経ちました。

80年代から90年代前半に,先人たちが切り開いてくれた状況論の理論的な面白さを,(90年代後半に)大学生・大学院生であったわたしたちは感じながら研究を続けてきました。

ただその一方で,2010年代以降の,さらには「生まれたときから状況論」の若手研究者や大学院生とその熱狂を展開し,分かち合うことをわたしたちはサボりすぎていたように思います。

いただきものにお返しをしよう。あの,状況論が「生まれた」当時の熱気(本当に「熱気」があったのか?)を「ゆるゆると(コンヴィヴィアルに)」取り戻してみたい。そして,この先30年をちょっとでも前に推し進めていきたい。そんな単純な気持ちから,インターネットラジオを始めてみることにしました。

いきなり始めるのではなく,まずは「準備室」を開室しました。2人の「相談者」が,準備室の中で今後のインターネットラジオ企画についていろいろと画策する様子を一般に公開するのが,この,「コンヴィヴィアラジオ 生まれたときから状況論!(仮) 準備室」です。

■誰が話すの?■

岡部大介 @okabedaisuke
 1973年生まれ。東京都市大学教授。「ボス」(上野直樹先生)との密なつきあいの中で状況論に出会う。

伊藤 崇 @dunloeito
 1975年生まれ。北海道大学准教授。「師匠」(茂呂雄二先生)との衝撃的な出会いとともに状況論に出会う。

■いつどこでやるの?■

2021年9月24日(金) 19:00-20:00
YouTubeLiveにて限定配信します。
ちょっと聞いてみようかと興味を持たれたら, https://youtu.be/foWy95LY7ew にアクセスしてください!

Lave & Wenger (1991) “Situated learning”の「4章だけ」を読む会のお知らせ(終了しました)

各位

状況的学習論の基本文献である,Lave & Wengerの”Situated learning“が出版されて今年で30年となります。

この間,日本では,正統的周辺参加(Legitimate Peripheral participation)や実践共同体(Commuities of Practice)といった概念が状況論の広まりと深まりとともに盛んに取り上げられ,検討されてきました。それもこれも佐伯胖先生が1993年という早い時期に邦訳を世に出されたおかげかと思います。

しかしながら,私(伊藤)個人の経験で言えば,読みやすく理解を助けてくれる邦訳に甘えて原文を中途半端に読んでいたのではないかと反省しています。

そこで,この4月から有志の方々とともに,Lave & Wengerの原文をゆっくりと読む読書会を実施してまいりました。毎週,2時間程度,オンラインで,パラグラフごとに音読していき,書かれた内容とともに「書かれ方」にも注意を払って議論するという集まりです。

7月末までに3章まで読み終えましたが,議論を一段階深める第4章を終えずに読書会を解散するのはもったいない!ということで1~2日でLave & Wengerの「4章だけ」を原文で音読する読書会を企画しました。(書いていてものすごくニッチな企画だと感じ始めました…)

つきましては,一緒に読んでみたいという方がいらっしゃいましたら,ぜひ,8月25日(水)までに伊藤宛(tito@edu.hokudai.ac.jp)お知らせください。

ただし,条件としましては,原文で1~3章をすでに読んだ方,に限ります。ご関心のある方のご参加,お待ちしております。

日時: 8月28日(土) 13~18時
場所: オンライン(参加者希望者にZoomをお知らせします)
もちもの: Lave, J. & Wenger, E. (1991). “Situated Learning”の原書

(文責: 伊藤崇)
(共同企画者: 岡部大介,清田顕子,新川貴紀,津久井文,山﨑智仁 (五十音順))

Lareau & Rao (2020)をゼミで読んでみた

2021年度前期,言語発達論の学部ゼミ(正式には,専門演習Ib/III)では,次の本を輪読しました。

Danby, S., Fleer, M., Davidson, C., & Hatzigianni, M. (Eds.) (2018). Digital childhood: Technologies and children’s everyday lives. Springer.

ゲーム機をはじめとして,現代の子どもたちの周囲にはデジタル機器があふれています。それは日本に限らず,世界的な現象です。さらに,家庭内でのデジタル機器利用に加え,現在は学校でのICT活用が推進されています。

私たち言語発達論ゼミでは,こうした状況を踏まえ,次の問いに迫るプロジェクトを展開しています。
①デジタルテクノロジーの普及した社会における子どもたちの発達をどのように理解すれば良いのか。
②子どもたちはデジタルテクノロジーをどのように理解しているのか。

上記の2つの問いに答るため,伊藤を代表とする科研費のプロジェクトとして,4歳から10歳のの子どもの,家庭におけるデジタルテクノロジー使用実態を明らかにする調査を行っています。

この調査を実施するにあたり,家庭内の子どもの生活を観察することが必要となるわけですが,それをどのように行えばよいのか,調査枠組みの参考とすべく,ゼミの最後に以下の論文を読みました。

Lareau, A., & Rao, A. H. (2020). Intensive family observations: A methodological guide.  Sociological Methods & Research, online first.

伊藤を含め3人で読み,レジュメよりも長い抄訳を作成してみました。著作権的にどうなるかちょっと不安な部分もありますが,ゼミ活動の成果の一つとしてご紹介したいと思います。

Lareau & Rao (2020)の抄訳

取りまとめと修正は伊藤が行いました。すべての責は伊藤にあります。ご批正をいただければ幸いです。

Hedegaard et al. (2008) Studying children: A cultural-historical approachを読む会のお知らせ(終了しました)

下記の通り読書会を開催します。

読むもの 
Hedegaard, M. & Fleer, M. with Bang, J. & Hviid, P. (2008). Studying Children: a cultural-historical approach. Maidenhead: Open University Press.

日時
2021年7月3日(土) 10:00-18:00

場所
対面参加希望の方は 北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター C302
オンライン参加の方は ZoomのURLをお送りします

担当
1 Researching child development- an introduction @tito
2 A cultural-historical theory of children’s development @Joseph Tomasine
3 Developing a dialectic approach to researching children’s development @Satou Yasunori
4 Principles for interpreting research protocols 太田礼穂さん
5 Interpreting research protocols- the institutional perspective 岡花祈一郎さん
6 Interpreting research protocols- the child’s perspective @Satou Yasunori
7 Using digital video observations and computer technologies in a cultural-historical approach 太田礼穂さん
8 Conceptualising the environment of the child in a cultural-historical approach @Joseph Tomasine
9 Interviewing using a cultural-historical approach 宮城利佳子さん
10 Framing a questionnaire using a cultural-historical approach 天願順優さん
11 The educational experiment @tito
12 The role of the researcher @tito